デフリンピックについて

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オリンピックやパラリンピックという言葉は多くの人が耳にしたことがあるのではないでしょうか。
パラリンピックが身体障害者の国際大会というのに対してデフリンピックは聴覚障害者の国際大会です。
聴覚障害者とは耳の不自由な方で重度は人によって様々です。逆に聞こえる人を健聴者と呼びます。
身体障害者の方でも耳が聞こえる方は健聴者ということになります。

聴覚障害者でも健聴者と同じようにスポーツをすることができます。
健聴者はスポーツで声のコミュニケーションをとることができますが、聴覚障害者のスポーツは耳が聞こえにくいため声のコミュニケーションをとることが困難です。
声でのコミュニケーションが取れないとはいうものの、聴覚障害者はチームメイト同士でアイコンタクトやジェスチャー、手話などでコミュニケーションを取ることにより健聴者と同じようにスポーツをすることができます。

またオリンピックやパラリンピックと同じように聴覚障害者の国際大会、デフリンピックというものがあります。

デフリンピックの競技

デフリンピックの競技数は多くありますが、2013年、ブルガリアのソフィアで開催された大会では日本は以下の種目で出場しています。

  • バレーボール
  • 陸上
  • サッカー
  • 卓球
  • バドミントン
  • 柔道
  • テニス
  • バスケットボール
  • オリエンテーリング
  • 自転車
  • 水泳
  • ビーチバレーボール

2013年デフリンピックでの日本人の成績

12競技に出場した日本の成績は、金メダル2個、銀メダル10個、銅メダル9個という成績でした。
2009年の台北大会を上回るメダルの枚数でした。

聴覚障害者の優れているところ

聴覚障害者は健聴者と違い、声でのコミュニケーションをとることが困難です。
ですので試合中のコミュニケーションなどは主にアイコンタクトやジェスチャー、手話を使います。

もしあなた音が聞こえない状態でスポーツをしたり日常生活をしたと考えてみてください。
音による気配を感じることができませんし、遠くからくるものに音で気づくこともできません。また、チームメイトがパスを要求してくる声も聞こえません。聴覚障害者はそんな過酷な状況でスポーツや日常生活を送ってきました。
だからこそ、健聴者よりも優れているところが多々あります。

表情で伝える

もし耳が聞こえなかったら、声がでなかったら、相手には表情で伝えることができます。
人間の表情は喜怒哀楽と見てもわかるように、とても色々な一面を持っています。
ろう者は自分の感情を表情で伝えようとしますし、また表情で感情を読み取ろうとします。
これは音が聞こえないからこそ鍛えられた能力です。

ジェスチャーで伝える

海外に行った時に身振り手振り必死にジェスチャーで伝えたという経験はないでしょうか。
ろう者は耳が聞こえなかったり声がでないためジェスチャーを多く使います。
手話が認知されているので知っている人も多いのではないでしょうか。
この能力もまた、健聴者よりも鍛えられています。

相手の気持ちを読み取る

聴覚障害者にとって相手に気持ちを伝えることは大変難しいことですが、それと同じように相手の気持ちを理解することも大変難しいです。やはり音が聞こえませんのでそれ以外の情報で相手の気持ちを読み取らなければなりません。ですので表情や雰囲気などで人の気持ちを読み取るという能力もとても鍛えられています。